Dea-rimas <デア・リマス>

最近は天才調査がメインです。

皆様、こんにちは。OWLと申します。よろしくお願いいたします。
ここ最近は、いくつかのテーマのものを同時並行的に更新しております。

思ったことを不真面目に書いてます:日記以下
お笑いに関する感想を垂れ流してます:芸人感想
天才の星座を成り行きで調査してます:星座調査
星座調査に出てきた天才を紹介します:日々天才

その他のテーマは「カテゴリー別」からご覧ください。

2015年12月

独自性話

お笑い芸人の良し悪しを判断するのは難しく、
私も明確な基準を見つけられていない状態でありますが、
いくつかの重要なポイントくらいはあげられます。
そのうちのひとつが「独自性」であります。

ネタの被りが笑いの量に少なからず影響するため、
芸人たちは自分たちだけができる芸を作り出すために、
日々心血を注いでいるわけであります。

逆を言うと、それを見つけられている芸人は、
売れるために必要な条件を少なからず満たしているのではないか考えられます。
何しろ独自性があれば人に覚えてもらいやすいですし、
それが多くの人に受け入れられれば笑ってもらいやすい。
目指さない理由はないのであります。

しかし、舞台で爆弾を作って爆発させたって駄目なように、
独自性があれば何でもいいというわけでもありません。
更に、それなりに観客から受け入れられる独自性が手に入ったからと言って、
ただちに売れっ子芸人へ近づけるとも言えないのであります。

例えば、来月の6日に解散が決定している「S×L」というコンビがいます。
もともとはトリオだったのがひとり抜けて現コンビ名となった、
典型的な凸凹コンビであります。
最初は小さなツッコミがよく動くという、
凸凹コンビの典型みたいなネタをしていたように記憶しておりますが、
次第に別のネタへと変化して参りました。

変化の理由は簡潔でありまして、ひとつ大きな「独自性」を手に入れたからであります。

その「独自性」のシステムは主に次のような感じであります。
ボケである大きい男が何やら不器用な言動をいたしまして、
そうするとツッコミの小さい男が
「そうじゃないだろ、俺いつも何て言ってる」と言うと、
ボケが「お前は横にいればいい、俺が笑いに変えるから」みたいなことを言って、
「それじゃない」とツッコミが返すのであります。
もちろん、ボケにはそれなりのバリエーションがございます。

文章で表すとそんなことないかもしれませんが、
これがなかなかの発明でありまして、
この「独自性」を見つけたこともあってか、
THE MANZAIの2012〜2014では認定漫才師まで勝ち上がり、
第12回漫才新人大賞2013では大賞受賞と、
賞レースでボチボチいい位置まで来れる様になってまいりました。

それゆえに今回の解散は、コンビになってから7年ということもあって、
少々意外に思ったのでありますけれども、
同時に何となく納得もしたのであります。
と申しますのも、その「独自性」が不安定と申しますか、
観客にウケる時とウケない時の差が結構大きく、
更にだんだんと時間を経るごとにウケが鈍くなったような気がするのであります。

観客がそれに飽きたのか。
いや、失礼な表現にはなりますが、
飽きられるほどブレイクもしていないため、それは考えにくい。
それよりも単純に、「独自性」をまだうまく使いこなせていない、というのが、
より正確な表現だと考えられます。

比較として今年のM-1チャンピオンであるトレンディエンジェルを出してみます。
彼らはコンビがふたりともハゲである、という強力な「独自性」がありますが、
それだけで終わらなかったからこそM-1で優勝したわけであります。

例えば、トレンディエンジェルの掴みのネタである自己紹介。
ツッコミが「たかしでーす、AKBの○○さんと同い年の××歳でーす」と言えば、
ボケが「斎藤でーす、ヌーケーゲー48でーす」というダジャレパターンもあれば、
「ラグビーの五郎丸選手と同じ××歳でーす」「ラグビーボールでーす」
という強引なパターンも笑いを確実に取るレベルでやってのけるのであります。

一方のS×Lは「俺いつも何て言ってる」への返しが、
「ツッコミの恥ずかしいくらい格好つけた一言」というパターンのみでして、
「独自性」をいまいち発展させられていないのであります。

また、漫才のリズムにも関係しているのかな、と思います。
話を聞くに、間とかリズムとか、そういうのはコンマ何秒の世界のため、
あまり詳細に分析することは現段階では極めて難しいですが、
それでもトレンディエンジェルのほうがうまいというくらいは、
素人目にも分かるのであります。

トレンディエンジェルは速いテンポの漫才が特徴的ですが、
最初はその速さゆえに、観客が理解する前に話を進めてしまったり、
話の進行がゴチャゴチャしてきたり、単純にセリフを噛んでたりしたんですが、
年月を経るごとに調整してきたのか、徐々に改善してきたのであります。

S×Lは最初はゆっくりめで、終盤になるにしたがって速度が上がるという、
そんなネタ運びのものが多いのでありますけれども、
速くなるにしたがって、ある時期のトレンディエンジェルのように、
速い速度のせいで漫才が空回りし始めた場面を見たことがあります。
終わりのほうだと格好つけた一言が短くなるなど、
調整している部分もあるので、このままいけばと思っていたのですが。

他にも「独自性」以外の部分がそもそも改善の余地があるなど、
それなりの「独自性」が見つかったからと言って売れるわけではない、
というお笑い界の厳しい現状をS×Lは体現してしまったかのようにも思えます。
いい「独自性」だったと思います。
ただ、売れるためにはもっと発展させる必要があった。
トレンディエンジェルは発展させた「独自性」があった上に、
「『斎藤さん』というキャラクター」「『ぺっ』などの一発ギャグ」などなど、
いろいろな「独自性」があり、使いこなしていたのであります。

解散は残念ですが、解散してからも頑張っていただきたいと思います。



2016,8,23 追記

「S×L」は同じメンバーで再結成し、「リニア」というコンビで活動を再開してくださいました。

宮沢賢治

最近、軽い思い付きで、毎日しりとりをしております。

前回の最後の文字は「い」でありました。
というわけで、「い」で始まる言葉を挙げてみる次第であります。


ーはとーぶ
(イーハトーブ)
Iwatekenkotsu_1033


宮沢賢治の考えた理想郷と考えられておりまして、名前の表記こそ徐々に変化しているものの、宮沢賢治の作中に登場し続けている言葉でもあります。宮沢賢治の文章などから、岩手県をモチーフにされたものと考えられておりまして、言葉自体の不思議な響きのよさもあってか、岩手県や宮沢賢治に関係する物事に今も名前が受け継がれております。画像は高速バス「イーハトーブ号」。面白いところでは岩手銀行のインターネット支店が「イーハトーヴ支店」になっております。


というわけで、明日は「ぶ」から始まる言葉でしりとり致します。
ではまた。

信玄鋳造

今日は12月31日 木曜日です。
木曜日は「単位」を紹介する日になっております。

ということで、
この世に生まれた単位たちの中から
本日、ひとつ紹介いたします。



(りょう)
Keicho-koban2


+ OWLによる雑な説明 +
いわゆる尺貫法における質量の単位でありまして、また近世日本における通貨の単位でもであります。質量ですと、0.00375キログラムのようであります。通貨としての両は武田信玄により鋳造を命じられた甲州金によって確立されたものを江戸幕府によって継承されたものでありまして、明治時代に1両を1円へ切り替えていたとのこと。


それでは、今回はこの辺で。

経度零度

最近、軽い思い付きで、毎日しりとりをしております。

前回の最後の文字は「ぐ」でありました。
というわけで、「ぐ」で始まる言葉を挙げてみる次第であります。


りにっじてんもんだい
(グリニッジ天文台)
Royal_observatory_greenwich


ロンドン郊外に存在する天文台。1675年に設置。1851年に天文台長のエアリーが子午線を設置し、その後、世界共通の経度の基準となりました。今でも経度0度はここを通っているようです。


というわけで、明日は「い」から始まる言葉でしりとり致します。
ではまた。

外地規定

今日は12月30日 水曜日です。
水曜日は「法律」を紹介する日になっております。

ということで、
日本に存在するもしくは存在していた法律を法の素人の私が
本日、ひとつ紹介いたします。


小切手法
(こぎってほう)


+ OWLによる雑な説明 +
法令番号は昭和8年7月29日法律第57号。文字通り小切手、つまり持ち主に対し作成者の預貯金口座から券面に表示された金額の支払いを約束する証券について定めた法律であります。詳しい経緯はよく分かりませんが、何故か戦前の「外地」、つまり戦前に日本が占領していた地域に関する規定が条文としてそのまま残っているとのこと。


それでは、今回はこの辺で。

貨物王様

最近、軽い思い付きで、毎日しりとりをしております。

前回の最後の文字は「と」でありました。
というわけで、「と」で始まる言葉を挙げてみる次第であります。


らっきんぐ
(トラッキング)
800px-OutletPlug


いろんな物事を指す場合があるようですが、現在のところ世間で最も連想させるのはプラグとコンセントの隙間に溜まった埃が湿ったことにより起きる漏電現象なのではないかと思います。高校の知り合いが「トラッキング」と聞いたときトラックの王様(トラック+キング)を指す言葉だと勘違いしていた、という嘘みたいな架空の話を思い付いてみました。


というわけで、明日は「ぐ」から始まる言葉でしりとり致します。
ではまた。

共著論文

今日は12月29日 火曜日です。
火曜日は「仮説学説」を紹介する日になっております。

まあ、仮説とか学説とか、
それ以外にも名の知れた考え方みたいなものを適当に選んで、
本日、ひとつ紹介いたします。


エルデシュ数
(えるでしゅすう)
Erdosnumber


+ OWLによる雑な説明 +
共著論文の結びつきにおいて、ハンガリーの数学者エルデシュとどれだけ近いかを表す概念。エルデシュは共著論文が非常に多いことから、友人たちによって考え出されたユーモアと敬意の証であります。エルデシュ自身のエルデシュ数は0とし、エルデシュ数がnの者と共著で論文を書いた人はn+1のエルデシュ数が与えられるとのこと。


それでは、今回はこの辺で。

金属錯体

最近、軽い思い付きで、毎日しりとりをしております。

前回の最後の文字は「き」でありました。
というわけで、「き」で始まる言葉を挙げてみる次第であります。


れーと
(キレート)
800px-Metal-EDTA


なんか画像みたいなやつを指します。


というわけで、明日は「と」から始まる言葉でしりとり致します。
ではまた。

三辺面積

今日は12月28日 月曜日です。
月曜日は「定理法則」を紹介する日になっております。

ということで、
「○○の定理」「××の法則」みたいなものを
本日、ひとつ紹介いたします。


ヘロンの公式
(へろんのこうしき)
9db79f05bb907c3392702514e85df07d
ec50234ccbbd096784304c4048bc55a7


+ OWLによる雑な説明 +
三角形の3辺の長さから面積を求める公式でありまして、古代ローマの数学者であります「アレクサンドリアのヘロン」が著書内で証明をしているため、こう呼ばれております。ただし、現在ではアルキメデスも既に知っていたと考えられておりまして、ヘロン以前から知られていた可能性もあるとのこと。


それでは、今回はこの辺で。

豚鼻偽鼈

最近、軽い思い付きで、毎日しりとりをしております。

前回の最後の文字は「す」でありました。
というわけで、「す」で始まる言葉を挙げてみる次第であります。


っぽんもどき
(スッポンモドキ)
1024px-Carettochelys_insculpta_01


スッポンではないみたいです。分類学上では「科」のところからスッポンとは袂を分かち、別の生き物となっているようです。どの辺が「モドキ」なのか、由来を軽く調べてみましたがよく分かりませんでした。代わりに、鼻が豚っぽいのでブタハナガメという別名もあるようです。モドキとかブタハナとか、ぐれても情状酌量の余地がありそうな感じです。


というわけで、明日は「き」から始まる言葉でしりとり致します。
ではまた。
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