10月13日生まれの天才
Rudolf_Virchow_NLM3
ルドルフ・ルートヴィヒ・カール・フィルヒョウ
Rudolf Ludwig Carl Virchow
 (1821-1902)
 医師、病理学者、生物学者など。白血病の発見者としてその名を残しています。
 血液がやや白く変化して死亡した患者を調べ、血液による病気として報告しました。これが初めての白血病の発見とされています。他にも「全ての細胞は細胞から生じる」とする細胞に関する理論や、がんが発生するメカニズムに関する研究などの功績で知られる他、人と動物に共通する病気を比較する「比較病理学」などの分野を創設したことでも知られます。
 晩年はドイツ医学界で「病理学の法王」と呼ばれるほどの影響力を持つまでになりましたが、考え方が保守的に偏ってしまったためか、現在では正しいとされる「病気の原因は細菌である」とする考えに反対したり、後に「院内感染予防の先駆者」と呼ばれるセンメルヴェイスの消毒法に反対したりと、その影響力をよくない方向に働かせてしまったこともあるようです。

主な受賞歴
 コプリ・メダル(1892年)

参考文献
 「科学 その歩み」東京教学社、1988年
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%92%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%83%92%E3%83%A7%E3%82%A6
 https://en.wikipedia.org/wiki/Rudolf_Virchow
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E8%A1%80%E7%97%85