2016年10月12日にですね、
M-1の予選を見に行ってきたので、例によって感想を書いて参ります。
この日は2回戦でありまして、116組が出場し21組(追加合格は除く)が3回戦へ進出しました。
その中で全合格者の感想に加え、不合格だったけど気になった組を選び、
当ブログに載せて参ります。
数が多いのでいくつかのエントリに分けております。
では、続いて合格者最後の7組に参ります。
たぬきごはん(松竹芸能)
お嬢様とその執事というキャラクターでありまして、
執事が世俗の言葉を交えてお嬢様としりとりをし、
お嬢様が「それはどういう意味だ?」と尋ねると、
執事がピントのずれた解説を始めるというネタでありました。
正直申しまして、去年と同じようなネタでありましたが、
去年は敗退した2回戦を今年は突破しておりました。
何が違っていたのでしょうか。
審査員が違う、という可能性ももちろん否定はしませんけれども、
去年よりもいささか執事の解説にひねりが加わっていた気がします。
個人的には去年の2回戦敗退はあまり納得がいっていなかったので、
正当な評価をされたものと勝手に考えております。
新宿カウボーイ(太田プロダクション)
ボケを担う陽気でハゲたおじさんがくだらないギャグをしまくる
という形で暴走を繰り返し、ツッコミが戸惑ったり突っ込んだり、
立ち位置を戻したりしていろいろ頑張るネタで知られております。
この手法で知名度を上げたのは確かなのでありますが、
ボケの暴走如何によってネタのクオリティにどうしても差が生じるネタでもありまして、
そういう意味では比較的不安定な性質を持ったネタであります。
高いところで安定させるような発明が何か思いつけば、
もっと上を狙えそうな気はします。
スリムクラブ(吉本興業)
ゆったりと間を取ってゆっくりと喋るネタで知名度を上げたコンビですが、
今回は少しテンポを早くし、ツッコミも大きな声を出していたのが印象的でした。
ネタとしては「一方的な人って困る」という話から始まり、
「貴方はいろんな建物に出入りしているから見ず知らずの私の家にも来るね」
と訳の分からないことを一方的にいう人を登場させるネタでした。
彼らにはテンポがちょっと速いようには感じられました。
それともこれは私が慣れてないだけなのか。
マテンロウ(吉本興業)
見た目は黒人なのに生まれも育ちも中身も日本人のアントニーがいるコンビであります。
相変わらずアントニーが自分の特徴をいじるという、
彼らならではのネタを展開しておりました。
もともと持っている武器をふんだんに使ったのはもちろんそうなのですが、
漫才としてきちんと成り立っていることが前提にあるからこその評価かと存じます。
井下好井(吉本興業)
ロードみたいな昔の曲なら14章とかになるといろいろ記憶もあやふやになるだろう、
ということで、ロードの歌詞を様々な方向からあやふやにしていくネタでした。
あやふやにする方法が多彩で、彼らの地力を見せつけられた気分であります。
笑撃戦隊(ワタナベエンターテインメント)
ツッコミを先に言い、それに沿ったボケをするというネタで有名でして、
今回もそのネタを引っ提げての参戦であります。
問題なく2回戦突破という印象でありました。
ボケが答えをひねり出すとツッコミの子がよく笑ってますが、
どこまでがアドリブなのか気になるところであります。
チーモンチョーチュウ(吉本興業)
明らかに優勝を取りに来ているネタのクオリティだなと思いましたが、
彼らは今年がラストイヤーだったのでありますね。
そりゃあ、気合も人一倍入るというものであります。
ネタは「タヌキの恩返し」という童話を相方に紹介するも、
相方の理解が無茶苦茶になる、というものであります。
昔話というありがちなネタではありますけれども、
切り口がうまく、特に鬼が登場するくだりは非常にうまくできていました。
感想はまだまだ続きます。
M-1の予選を見に行ってきたので、例によって感想を書いて参ります。
この日は2回戦でありまして、116組が出場し21組(追加合格は除く)が3回戦へ進出しました。
その中で全合格者の感想に加え、不合格だったけど気になった組を選び、
当ブログに載せて参ります。
数が多いのでいくつかのエントリに分けております。
では、続いて合格者最後の7組に参ります。
たぬきごはん(松竹芸能)
お嬢様とその執事というキャラクターでありまして、
執事が世俗の言葉を交えてお嬢様としりとりをし、
お嬢様が「それはどういう意味だ?」と尋ねると、
執事がピントのずれた解説を始めるというネタでありました。
正直申しまして、去年と同じようなネタでありましたが、
去年は敗退した2回戦を今年は突破しておりました。
何が違っていたのでしょうか。
審査員が違う、という可能性ももちろん否定はしませんけれども、
去年よりもいささか執事の解説にひねりが加わっていた気がします。
個人的には去年の2回戦敗退はあまり納得がいっていなかったので、
正当な評価をされたものと勝手に考えております。
新宿カウボーイ(太田プロダクション)
ボケを担う陽気でハゲたおじさんがくだらないギャグをしまくる
という形で暴走を繰り返し、ツッコミが戸惑ったり突っ込んだり、
立ち位置を戻したりしていろいろ頑張るネタで知られております。
この手法で知名度を上げたのは確かなのでありますが、
ボケの暴走如何によってネタのクオリティにどうしても差が生じるネタでもありまして、
そういう意味では比較的不安定な性質を持ったネタであります。
高いところで安定させるような発明が何か思いつけば、
もっと上を狙えそうな気はします。
スリムクラブ(吉本興業)
ゆったりと間を取ってゆっくりと喋るネタで知名度を上げたコンビですが、
今回は少しテンポを早くし、ツッコミも大きな声を出していたのが印象的でした。
ネタとしては「一方的な人って困る」という話から始まり、
「貴方はいろんな建物に出入りしているから見ず知らずの私の家にも来るね」
と訳の分からないことを一方的にいう人を登場させるネタでした。
彼らにはテンポがちょっと速いようには感じられました。
それともこれは私が慣れてないだけなのか。
マテンロウ(吉本興業)
見た目は黒人なのに生まれも育ちも中身も日本人のアントニーがいるコンビであります。
相変わらずアントニーが自分の特徴をいじるという、
彼らならではのネタを展開しておりました。
もともと持っている武器をふんだんに使ったのはもちろんそうなのですが、
漫才としてきちんと成り立っていることが前提にあるからこその評価かと存じます。
井下好井(吉本興業)
ロードみたいな昔の曲なら14章とかになるといろいろ記憶もあやふやになるだろう、
ということで、ロードの歌詞を様々な方向からあやふやにしていくネタでした。
あやふやにする方法が多彩で、彼らの地力を見せつけられた気分であります。
笑撃戦隊(ワタナベエンターテインメント)
ツッコミを先に言い、それに沿ったボケをするというネタで有名でして、
今回もそのネタを引っ提げての参戦であります。
問題なく2回戦突破という印象でありました。
ボケが答えをひねり出すとツッコミの子がよく笑ってますが、
どこまでがアドリブなのか気になるところであります。
チーモンチョーチュウ(吉本興業)
明らかに優勝を取りに来ているネタのクオリティだなと思いましたが、
彼らは今年がラストイヤーだったのでありますね。
そりゃあ、気合も人一倍入るというものであります。
ネタは「タヌキの恩返し」という童話を相方に紹介するも、
相方の理解が無茶苦茶になる、というものであります。
昔話というありがちなネタではありますけれども、
切り口がうまく、特に鬼が登場するくだりは非常にうまくできていました。
感想はまだまだ続きます。