Dea-rimas <デア・リマス>

最近は天才調査がメインです。

皆様、こんにちは。OWLと申します。よろしくお願いいたします。
ここ最近は、いくつかのテーマのものを同時並行的に更新しております。

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パンダユナイテッド

M八日3

 2017年10月7日に行われたM-1グランプリ2回戦を見て参りましたので、感想を書く次第であります。例年通り、合格した組と不合格でしたが個人的に気になった組について書きました。この日の参加組数は134組、そのうち合格したのは22組でありました。

 名前は敬称略です。事務所や結成年、過去2年の成績はM-1グランプリ公式サイトを参照にしております。正式名称が長いため、吉本所属の芸人は「吉本興業」表記にしております。

 こちらでは通過した組のうち16〜22組目の感想をご紹介しております。





シャイニングスターズ(サンミュージックプロダクション) 2010年結成
2015年:準々決勝 2016年:3回戦
 テーマ自体は彼女とデートというありがちなものであります。特筆すべきはボケのキャラクターでありまして、最初はもっさりした感じのキャラクターとして登場するのに、突然、顔つきが変わって格好いいことを言い出したりする。しかも前兆を見せずにいきなりパッと変えるのが非常によかったと思われます。


リニア(プロダクション人力舎) 2008年結成
2015年:不参加 2016年:3回戦
 元「S×L」。ツッコミのキザなキャラクターとボケのどこかとぼけていながらも妙に冷静なキャラクターが特徴的なコンビでありまして、今回はSな男が持てるからとSな言葉になる練習をするネタでありました。
 舞台裏で調子ぶっこいた発言をばらされる、というネタが得意ではありましたが、それに加えて別のイタいところを話の節々に盛り込み、ストーリーに違和感のない動きも追加するなど、よりパワーアップした印象でありました。確実に成長しております。2回戦は余裕だったことでしょう。


パンダユナイテッド(ワタナベエンターテインメント) 2008年結成
2015年:3回戦 2016年:3回戦
 それまでにばらまいたボケを一言に集約するツッコミが特徴的なコンビ。今回は彼女が海外に行こうとする見送りに行こうとしない彼氏を殴って目を覚まさせようとするも殴るまででつまづくネタでありました。
 独特なツッコミの切れはよりよくなっておりまして、更に種類も増えたように思います。リズムもよろしいですし、3回戦突破も視野に入ってきたかもしれません。


インディアンス(吉本興業) 2010年結成
2015年:3回戦 2016年:敗者復活戦10位
 明るく早口にまくしたてるボケと落ち着いてゆったり話すツッコミのコンビ。東京進出したため、こうやって見ることができました。モテたいと称してボケがいろいろ言いまくるネタでありました。
 彼らも2回戦は全く問題ないと思います。ボケが早く喋る、動く、いいタイミングでツッコミが入る。笑ってたら終わってたという印象でした。


タモンズ(吉本興業) 2006年結成
2015年:準々決勝 2016年:3回戦
 パンダのニュースがたくさん流れることに腹を立て、自分もパンダみたいなことをしているのにどうしてパンダみたいな扱いをされないのか、パンダになりたいというネタでありますた。
 ネタにちょっと独自性があった以外は割と普通のネタでありまして、ウケもそれなりだったために落ちたんじゃないかとすら思っておりましたが受かりました。当落線上にあったのではないかと考えられます。


こりゃめでてーな(吉本興業) 2003年結成
2015年:2回戦 2016年:2回戦
 心理テストをやるから直感で答えてくれと言っているのに、明らかにじっくり考えたかのような凝ったひねりのある答えばかりいうというネタでありました。
 ネタなんですからじっくり考えているのは当たり前なのでありますけれども、ある意味ではそれを逆手に取ったネタだったように思われます。逆を言うと目立った点はそれくらいでして、他の要素もないと更なる勝ち抜けが難しいようにも思いました。


ランジャタイ(オフィス北野) 2008年結成
2015年:2回戦 2016年:準々決勝
 カウンターのある高い寿司屋の話をするもそこの対象が注文を受けると握った寿司を顔面に投げつけてきて、話が進むにつれて更におかしくなってゆくという話でありました。
 ボケがとにかくテンション高く無茶苦茶な寿司屋を演じておりまして、バカバカしさが問題なく2回戦通過レベルだったように思います。次々と新しいバカバカしさが出てくる辺り、手数の多さがうかがえます。



 感想はまだまだ続きます。

一二02

2016年10月12日にですね、
M-1の予選を見に行ってきたので、例によって感想を書いて参ります。
この日は2回戦でありまして、116組が出場し21組(追加合格は除く)が3回戦へ進出しました。

その中で全合格者の感想に加え、不合格だったけど気になった組を選び、
当ブログに載せて参ります。
数が多いのでいくつかのエントリに分けております。

では、続いて合格者8組目から14組目まで参ります。


馬鹿よ貴方は(オフィス北野)
ここ数年でグッと知名度を上げたコンビであります。
とにかく変化球的なネタを得意としておりまして、
特にボケのキャラクターは舞台上でいきなり「笑え」と言ってもウケる、
かなり得なものであることは改めてここで書かなくてもいいほどであります。
もちろん、ネタ自体、観客の予想を裏切るような進行をしておりまして、
そこにボケのキャラクターが相まって笑えるようになっているわけです。
彼らにとっては2回戦は通過点と言えましょう。


ADVANCE(マセキ芸能社)
双子のコンビというのがチラホラおりまして、
この日も2組ほどいたのでありますけれども、
一方で彼らは外見も声も喋り方もそっくりなのにもかかわらず、
ふたりは単なる幼馴染というのが一ひねり効いておりました。
特筆すべき点はそれだけに留まりませんで、
彼らのネタは生き物に変なあだ名をつけていくというものでしたが、
そのネーミングセンスがお笑い的に優れておりまして、
あだ名をつけていくだけでもネタとしてきちんと成り立っておりました。
よっぽど考えられたのだと思います。


ウエストランド(タイタン)
ボケが少ししか話さないのに対し、とにかくツッコミがひたすら話し、
愚痴り、怒り、突っ込むという独特な形式を得意とするコンビ。
今回はボケがツッコミに「俺みたいに結婚しろよ」と言うも、
ツッコミは「モテねえんだからできないよ」と僻み、
自虐ネタを言いまくるわけなのであります。
ただ、彼らはこれまで得意としていた形式に改良を加えておりまして、
ツッコミが時々異性の言動に惑わされるというポイントが増えたことにより、
もともと得意としていた方式でより笑いが取れるようになったようです。


天竺鼠(吉本興業)
とにかくボケがシュールな方面に好き勝手やって、
ツッコミを振り回すというネタを漫才・コント問わず得意なコンビ。
今回は子供の運動会を見に行くのが楽しいと言う相方に対し、
ボケがよく分からないボヤキをして観客を煙にまいたのですが、
笑いに繋がる煙のまきかたをきちんとやっておりました。
彼らも2回戦は通過点なのだと思われます。


錦鯉(SMA)
元マッサジルと元桜前線のコンビでありまして、
陽気でバカなおじさんとクールに突っ込むおじさんのコンビであります。
昨年は自己紹介に費やしていた冒頭を、
陽気なおじさんを数秒暴れさせることでおおよそどんなキャラクターか
観客に認識し、浮いた時間を本ネタに費やすなど、ネタの随所に改良が見られます。
笑いを狙った箇所はどこも外しておりませんし、
何よりボケとツッコミ、両方の能力が底上げされているのが大きい。
一年で目に見えて面白くなったコンビと言えます。
個人的には決勝に行ってもらってもいいと思います。


パンダユナイテッド(ワタナベエンターテインメント)
小さめの男性二人によるコンビでありまして、
大きな特徴は独特なセンスのワードで行われるツッコミであります。
今回は誘拐犯が身代金を請求するというネタで、
例によってその独特なツッコミを駆使しておりました。
特筆すべきは、その独特なワードで畳みかけるツッコミが
チラッと見られたところでありまして、
他のツッコミよりも笑いが得られていたように思います。
もう少し、そういう「変形版」を織り交ぜるだけで、
もう何段階か面白くなりそうに思いました。


レアレア(吉本興業)
ボケがとにかく物凄い空耳をしまくるというネタでありまして、
いかに笑える空耳をするかが構成上ポイントになってくるわけです。
で、空耳のバカバカしさは問題なかったのでありますけれども、
あまりにもそれだけ感がございまして、
ツッコミも相方の空耳にイライラしたりして見せたのでありますが、
それはいささか不発気味だったのが気になるところではあります。
空耳だけで大丈夫なのか不安でしたので、
正直、合格するとはあんまり思っておりませんでした。



感想はまだまだ続きます。

1202

先ほどに引き続き、2015年10月12日にM-1の2回戦の感想を紹介します。
同じく、合格組の感想を書いてまいります。


ジャム(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)

人体の不思議に関して、ずれた疑問にずれた返答をして取りとめがなくなる、
というネタでありまして、ある意味ふたりともボケに見えました。
変則的なネタではありますが、客席に伝わりやすいよう、
気を使ったネタなのではないかと思われます。


パンダユナイテッド(ワタナベエンターテインメント)

外見も特徴的ではあるんですが、
ボケのおかしな点をほぼひとつの単語にまとめて言う、
というツッコミが印象的でありました。
最初は「大丈夫かなこれ」と思いましたが、
続けられるとジワジワ来まして、それが評価に繋がったのかなと。


みなみのしま(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)

袴姿で、片方は小鼓を持ち、能のような喋りでネタをするコンビ。
基本的には「若人に対して腹が立つこと」なのでありますが、
ネタの性質上、ややスローテンポになりがちなところを、
非常に練り上げられた言葉でうまく落としていたように思います。
いや、本当に、言葉選びに感心しました。


プラスマイナス(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)

とにかくお互いにツッコミ合うというネタでありました。
早口で喋りながらバシバシ叩くのでありますが、
グチャグチャにならず、上手にネタを運んでいたのはさすがです。


しゃかりき(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)

説教の仕方を相方に教えるというネタでありました。
実は今回、個人的には唯一「こりゃ駄目だな」と思ってたのに
合格した組でありました。
まあ、そういうことは往々にしてあるのでいいのですが、
個人的には笑いどころが少なすぎたと判断しての
評価だったように思います。
ちょうど中盤の疲れていた時間帯だからあまり笑えなかった、
という可能性も考えられます。


ブルーセレブ(プロダクション人力舎)

ボケがいい人そうに見えて実は口が悪い、
と思いきや、ところどころ優しいという、
その善悪のバランス感覚が光ったコンビでありました。
似たようなことをやってすべる芸人もたくさんいるので、
これはかなりのバランス感覚と見ました。


インデペンデンスデイ(浅井企画)

最初はツッコミの言葉遣いが不自然で、あざとすぎると思ったのです。
しかし、何度も聞いているとだんだんはまってくるのです。
何度聞いてもはまらないツッコミと何が違うのでしょう。
私、今後ちょっと考えていきたいところではあります。


風藤松原(太田プロダクション)

太田プロ若手のホープ。
少し前は毒の配分が絶妙なブラックネタの印象ではありましたが、
そうではない比較的ホワイトなボケも綺麗に決めておられました。
テンポもちょうどいい緩やかさだったと思います。


馬鹿よ貴方は(オフィス北野)

THE MANZAIでグッと株をあげたコンビでありまして、
テンポも喋りも発想も独特な漫才で知られております。
しかし、第一声で「死ね」って言っても笑えるそのキャラクターは
非常に不思議であります。
今大会も注目株と考えていいと思います。


感想は、まだまだ続きます。
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