Dea-rimas <デア・リマス>

最近は天才調査がメインです。

皆様、こんにちは。OWLと申します。よろしくお願いいたします。
ここ最近は、いくつかのテーマのものを同時並行的に更新しております。

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銀シャリ

M一六2

本日12月4日にM-1グランプリ2016の決勝が放送されまして、
当然、見た私としては感想をブログに書いてみる次第であります。

いつものように、ネタ順に書いて参ります。
先ほど1本目の感想を書きましたので、ここでは2本目の感想を書いて参ります。



スーパーマラドーナ(吉本興業)
時代劇でチンピラに絡まれている町娘を助ける、
というよくある場面をベースにネタを展開しました。
ふたりとも動きのあるネタでありましたけれども、
全ての動きに意味を持たせた無駄のないネタだったかと存じます。
ツッコミがボケの顔をビンタしたあとのフォローや、
役割分担をしまくった結果、最後はちょんまげをやらせたり、
裏番組の人をやらせたりという発想の飛ばし方も良かったと思います。
大事なところで軽く噛んだのが目立ちましたが、
それくらいのクオリティだったとも言えます。


和牛(吉本興業)
花火大会でデートする話をベースにしたネタでありましたね。
敗者復活のネタと決勝1本目のネタを合わせたような、
そんな形式でありまして、1本目よりボケがちょっと理屈っぽさを出し、
それもまたうまくはまっていたように思います。
僅差だったのは事実でしょうけれども、
最大瞬間風速的に若干劣ったのかな、と今となっては思います。


銀シャリ(吉本興業)
互いに雑学を披露しあうわけでありますが、
ボケが雑学未満の話を披露しつつ、ツッコミの雑学の一部を拝借する、
という形式を基本としたネタでありました。
冒頭に私の好物でありますうんちネタを披露し、
グッと観客の気持ちを掴んだのが大きかったのかなと思いましたが、
あんまり平等な視点での感想になってませんね。
比較的同じ形式を繰り返すタイプであるため、
単調なネタに陥らないよう頑張る必要があるわけで、
基本的にはうまくいっているように思いましたけれども、
終盤のブロッコリーになったら息切れが見られたように思います。
それがより一層、優勝者の予想を難しくしたのではないかと思われます。



最終決戦の3組は、確かに今までで最も判断に迷ったように思います。
何はともあれ、銀シャリのおふたり、おめでとうございます。

では、今年のM-1の感想を終わります。

M一六1

本日12月4日にM-1グランプリ2016の決勝が放送されまして、
当然、見た私としては感想をブログに書いてみる次第であります。

いつものように、ネタ順に書いて参ります。
では、まずは1本目から参ります。


アキナ(吉本興業)
離婚した親子の会話のネタでありました。
大人びた子供を笑ってもらうという手法自体はありがちですが、
大人びた様子を様々な大人からちょっとずつ持って来たことで
ありがち感を失くすことに成功させた様子に見えました。
特におままごとのくだりと、
場面を転換させてからラストに至るまでの流れはよくできていました。
一番手ではありましたが、緊張した空気をあっという間に変えていました。


カミナリ(グレープカンパニー)
ツッコミがボケの頭を振りかぶって叩いた後、
言葉を発するという特徴的なスタイルのコンビ。
他の特徴としては伏線を回収するようなツッコミでありまして、
ボケをある程度泳がせてから頭をバシッと叩きまして、
ちょっと前のボケを突っ込んでいくことが多いようです。
いくら体格差があるとは言え、そこまで強く叩くと、
雰囲気が凍りかねないものですが、
毎回毎回、それを取り返すような言葉を放るわけです。
何が理由でしょうか。
納得のできる、それでいて意外な視点のツッコミになっていると同時に、
おじいちゃんの川柳という暖かな話題が作用しているかと存じます。
ただ、唯一の女性審査員の評価から見ても、
激しいツッコミは女性を中心に引かれやすい傾向にありますので、
更なる対策を練っておく必要があるようにも思われます。


相席スタート(吉本興業)
野球で言うと思わず振っちゃうレベルの女性、と言われたことを、
次々に野球で例えて説明していくネタでありました。
よくできているわけです。
例えも妥当ですし、説明の仕方も次々に方法を変えてゆく。
野球一本でやっても飽きさせないよう頑張っている様子が垣間見えます。
女性のポジションを暗に説明するのにある程度成功したかと存じます。
立ち上がりから最初にしっかりとした笑いを得るまでに最も時間がかかったのが、
ちょっとばかり厳しい評価に繋がったのでしょうか。


銀シャリ(吉本興業)
前回は準優勝。
ドレミの歌が変だからと言って、改良を試みるネタでありました。
ボケの飄々とした感じは相変わらずよいのと同時に、
ツッコミの選ぶ言葉がますます自然なものになっておりまして、
1年で更に鍛錬を重ねたことがうかがえます。
同じ歌をひたすらいじっていくことになるので、
油断するとネタが単調になる危険が付きまとうわけですが、
それを多彩な改良方法を持っていくと共に、
何気に伏線を回収するようなボケを仕込んだりですとか、
観客にはまったと思った言葉を瞬時に繰り返して笑いを増幅する判断力ですとか、
非常に卓越した技術で最後まで観客を楽しませたように思います。
圧巻です。


スリムクラブ(吉本興業)
ゆっくりした話し方とたっぷりと取った間が特徴的なコンビ。
今回はU-18の天狗と山で会い、おばあさんの呪いを解いてもらうというネタでした。
審査員の方が仰った通り、ネタの発想が飛ばし過ぎと申しますか、
非常に突拍子もない、取り留めのないものになってしまったかなとは思います。
あとは、特にツッコミを中心にテンポが速かったかなとは思いました。
ボケのゆったりさと差が生じてしまい、そこに違和感があったかもしれません。
イマイチ安定していなかったのはそれが理由かと。


ハライチ(ワタナベエンターテインメント)
RPGにおける主人公の名前や職業などを決める場面で、
名前の付け方等に失敗し、何だかよく分からない主人公になってしまうネタでした。
いつものノリツッコミに任せたネタから発展させまして、
きちんとしたストーリーを入れ込んできました。
また、思わぬ失敗でツッコミが戸惑う場面は、
以前のノリツッコミネタの要領を、恐らくは組み込んでおりまして、
自分たちの武器を上手に発展させていたように思います。
そのアドリブ色の強いツッコミの言動により、
「主人公のプロフィールを入力し間違える」という内容一本でやっているにもかかわらず、
単調さが払拭されております。
単調さを失くすのにこんな方法があったとは。


スーパーマラドーナ(吉本興業)
エレベーターで閉じ込められた話をネタにしておりました。
片方もしくは両方が一人で何役もやるネタは有り余るくらいあるわけですが、
ここまで一人二役(三役)という方式をうまく使ったネタって、
ありそうでなかなかないように思います。
探偵小説を彷彿とさせるまさかの結末、
もちろんそれだけでは不十分なわけで、キチッと笑いに変えることも忘れません。
単なる気弱なお兄さんがわちゃわちゃやって終わらせるネタから
グッと前進したような印象でした。


さらば青春の光(ザ・森東)
同じ言葉や同じ形式を何度も何度も繰り返しつつ、
どんどんと内容を発展させていくネタを得意とするコンビでありまして、
今回もその得意とする形で勝負をしてきました。
ありがちな出来事を次々に変な言葉で例えていくという形式でしたが、
それに留まらず、以前使った言葉をちょっと持ってきたり、
話の流れを変えてみたりと、面白い構成でありました。
大体こういうことをすると単調になるものなのですが、
それを発想と様々な手法で凌ぎ、
でも繰り返し同じことを言って笑って貰うという絶妙なラインを達成しています。
ただ、「ねじり鉢巻き角刈り奮闘記」は行き過ぎだったように思います。


和牛(吉本興業)
敗者復活からの勝ち上がり。
ドライブデートをするというテーマで漫才を展開。
ただ、ボケは免許を持っていないので、
免許を持っている彼女の助手席に座るという形でありました。
冷静に相方を追い詰めるネタ以外にも、
バカなキャラもこんなにちゃんとできるなんて、
相当に能力があるのだなあと思います。
細かい演技もよく、突然訳の分からないことをしても
違和感のない流れを作り出すこともできる。
ツッコミの妙にリアルな女性像と言葉選びのうまさもあり、
非常に高いところで安定したコンビであります。




1本目の感想は以上になります。
次のエントリで2本目の感想を書いて参ります。

よろしくお願いいたします。

M1十五

本日2015年12月6日に開催されましたM-1決勝戦をテレビで見ましたので、
こちらもボチボチ感想を書いてまいります。

感想の順番は披露順と同じであります。
では参ります。



メイプル超合金(サンミュージックプロダクション)
もともと見た目が特徴的なふたりが組んだ形ですが、
もちろんそれに終わることなく、
ふたりが更にそれぞれキャラクターを乗せ、
キャラクターを活かせるようなネタを作り上げたのだと思われます。
ネタの傾向としては変化球型のコンビです。

トップバッターにもかかわらず、会場を盛り上げてくださいました。
特にボケのキャラクターは強烈にもかかわらずあざとさがなく、
客観視した発言を挟む意外性もかなり効果があった印象です。
恐らくは本人たちのもともとの性格を
大いに活用したキャラクターなのではないかと思われます。

逆を言うと、キャラクターで押しすぎたような気はします。
漫才としてはまだこれからの部分もあるかと思います。
更に、かなりもったいないところで派手に噛みました。
あれを言えていればもうひとつ笑いが取れるところですし、
点数も何点は確実に上乗せできていたでしょう。


馬鹿よ貴方は(オフィス北野)
独特な外見、ゆったりと喋る、多めに間を取る、脈絡もなく毒を挟む、
などなど、多彩な変化球を操ると申しますか、
むしろ変化球しか投げない人たちという印象が強いです。
それでいて観客に面白さを確実に伝えることができる能力を持っています。

独特なキャラクターゆえに物騒なことを言っても笑いに繋がり易い、
というのは非常に大きな武器ではあると思います。
同時にそれは、ツッコミの一言が相当効果があったからだ、とも言えます。

同じことを何度も繰り返し言い、観客の様子を見て切り上げる、
というようなことをやっているように見受けられましたけれども、
恐らく本人たちが思ったよりもはまってくれなかったのではないでしょうか。


スーパーマラドーナ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
強そうな男性と弱そうな男性の特徴を活かした漫才を得意とします。
以前に見た時は割とツッコミの強そうな男性が、
ボケの弱そうな男性を物理的に振り回すようなことも
してたような気がしておりましたが、喋りに磨きをかけてまいりました。
怪談かと思ったら、女の子とふたりきりで部屋でいろいろし、
その合間にちょっとだけ怪談要素がでるというネタでありました。

ツッコミがタイミング、言葉選びなど、かなり洗練されております。
終盤の伏線回収はどれも非常に綺麗な形で決まりまして、
流れが半ば強引なはずなのに見てる側としては自然に受け入れられる、
という最高のパターンをやってのけたと思います。

同時に、ボケは失礼な男性役をずっとやっておりまして、
失礼の種類も多彩ではあったのでありますけれども、
そのいくつかが少なくとも今回では洒落になりきれないものが
いくつか混ざっていたように思います。
イエローカードにもならないまずさではありましたが、
雰囲気を幾分下降修正された感は否めません。


和牛(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
ボケが正論からそうでないものまであれこれ理屈を捏ね繰り回し、
ツッコミは振り回されながらも反論したり従ったりする、
というタイプの漫才を得意としている印象です。
今回は「ドラマみたいに結婚式を抜け出して他の男性のところへ行く」
という行為がとにかく引く、というボケの発言から、
理屈対決がスタート致しました。

ボケが変な理屈を捏ねてツッコミが戸惑う、というネタは、
ひとつのタイプと言えるほどには様々な芸人が用いてきますが、
和牛がその他大勢と異なるのはボケは徹底してドライっぽくやり、
理屈が明快で分かりやすい(これをするのが難しい)、
正論と暴論をうまく織り交ぜて飽きさせない、
ふたりの会話中の動きも洗練されている、などありまして、
それゆえに決勝まで辿り着けたのだと考えられます。
特に、終盤で一度いい話っぽくなってからやっぱり暴論になる、
みたいな流れはいろんな芸人が試みては失敗する手法ですが、
とても綺麗に決めてきたのは印象的でした。

ただ、理屈を捏ねるタイプのネタだと陥りがちな、
理屈を捏ねるだけ捏ねて終わる、という殻は、
このコンビも破ってないどころか破る気もないように見えました。
これまでの理屈を投げ捨てる、という行為はやり方次第では、
理屈がフリになって爆笑に繋がるのではないかと思うのですが、
それをうまく使える組となると本当に少数です。


ジャルジャル(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
もともとはコントの人だったかと存じます。
かなり初期の頃から変則的なネタを作ってきた印象でありまして、
特に得意とするのは変則的なプロットをまずひとつ作って、
それを繰り返し使いつつ発展させるタイプのネタなのではないかと思われます。
で、今回もその形を踏襲し、いろいろ盛り込んで改良してまいりました。
変な言い方やイントネーションやらを使って話し、
相方が突っ込むと今度は相方が何かボケを仕込んで話すを繰り返してました。

複雑かつ緻密に練り上げられたネタでありました。
ひとつ何かが狂えば全てが崩壊してしまうかのような。
観客も非常に盛り上がっていたように思います。
また、審査員も言っておりましたけれども、
以前はコントっぽさが色濃く残っておりましたけれども、
かなり漫才っぽく仕上げてきたのではないかと思われます。

ただ、別の審査員が言っておりました通り、
ネタに大きな枠(恐らくはネタのテーマだと思います)が存在せず、
ひたすら相手の言動に突っ込んでばかりだったとは思います。
他の人がいろんな道具を用いて思い思いの家を建てているのに、
彼らだけはいかに美しく釘を打つかにだけこだわっているかのような、
そんなネタ作りをされているように見られました。
もちろん、面白ければいいわけで、
彼らも単調にならないよう心を砕いてきたとは思います。
しかし、話の流れが全くないと
意識が漫才から外れやすくなりますので(実際外れました)、
そこのところが次の課題なのではないかと思われます。


銀シャリ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
今回、決勝に残った人たちの中でもそうですし、
恐らく業界の立ち位置としてもそうなのでありましょうけれども、
彼らは王道中の王道に、非常に近いタイプの漫才師であり、
その中でもかなり腕のある漫才コンビだと思われます。
今回も「料理のさしすせそ」というオーソドックスなテーマで
勝負をしてまいりました。

個人的に注目しているのはツッコミでありまして、
言葉遣いが独特なのでありますが、年々高度化されているようです。
以前は言葉のドヤ顔と申しますか、
言葉選びに「面白いことを言おうとしている」感が出てましたが、
だんだんとそれが見えなくなって自然になってきたように見えます。

ボケももちろん悪くはないのでありますけれども、
なんだかあまりはまってないものもあり、
ツッコミでもフォローしきれていなかったものがチラホラ見られました。
個人的には盛り上がりに欠けたような。


ハライチ(ワタナベエンターテインメント)
ツッコミのキャラクターと対応能力の高さが特徴のコンビでありまして、
以前はそれを活かし、ボケがアドリブであれこれ言って、
ツッコミを戸惑わせて楽しむネタなんかを得意としていました。
今回はアドリブに頼ったネタを控え、誘拐事件のネタで挑みました。

ツッコミの言動が本当に魅力的でございまして、
笑いの多くはツッコミの言動によるものだったと思います。
もちろん、ボケのフリがあってこそなのは言うまでもありません。

気になったのは、ボケの発言がちょいちょい猟奇的過ぎてしまい、
ツッコミでフォローしきれていない箇所が散見されたことです。
せっかくツッコミの言動で築いてきたいい雰囲気を、
猟奇的な言動で打ち砕いてしまったのではないかと思われます。


タイムマシーン3号(太田プロダクション)
動けるデブと悪そうな顔の人、と言う感じのコンビであります。
明るくウケを狙う太ったボケと、それに戸惑うツッコミ、
という形をベースにしつつ、
様々な要素を器用に取り入れて完成度の高いネタを作り上げます。
今回はありとあらゆるものを太らせる、と言って、
様々な言葉をデブが好きそうなものに変えて行きました。

切り口の面白さもさることながら、
言葉にデブのイメージをつけつつもきちんと面白い言葉に着地させ、
更に着地までに至る道も言葉によって変えてきていました。
また、それだけに留まらず、相方がどんなものも痩せさせる人になり、
デブに言葉を駆使して襲いかかるという話によって、
さらに雰囲気を盛り上げていったと思います。

これはこれで完成された形だと思いますし、
個人的には今回、最も笑ったコンビだったと思います。
強いていうなれば、あまりにもデブばっかりではなかったか、
というような言い方もできるわけですが、
大きな問題ではないように思います。


トレンディエンジェル(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
ふたりとも若くしてハゲている、という唯一無二の特徴を武器に、
その武器を使ったり敢えて使わなかったりしながら、
着実に腕を磨いてきたコンビであります。
一時期はリズムネタに傾倒しつつも、
次第に一発ギャグをところどころに挟み込んだ
テンポの速い漫才のネタへと変わって参りました。
最初はその速さを使いこなせず空回りすることもありましたが、
ここ数年間は地に足がついたかのように噛み合った漫才となっています。
ハゲネタを比較的押えた漫才もやってきたコンビではありますが、
敗者復活と同じく、基本に立ち返ったかのようなハゲ満載のネタで
決勝に殴りこんで参りました。

得意のハゲネタで場を沸かしつつも、
主にボケのキャラクターをうまく活かしたネタでありました。
特に危ないおじさんのくだりなんかはよあったのではないかと。
速いテンポの中でも一発ギャグの出しどころを間違えず、
非常にうまく当てはめてネタにしたように思います。

ハゲに終始しすぎてそれ以外の話が全く入ってこなかったことが、
欠点と言えば欠点になるのかもしれません。
終盤と言うこともあったのかもしれませんけれども、
いまハロウィンの話をしているのかクリスマスの話をしているのか、
ゴチャゴチャしてしまいました。
まあ、ハゲの話にさえついてこられれば笑えるネタですので、
大したところではないのだと思います。


続いて2本目の感想です。
1本目より手短に参ります。


銀シャリ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
隣の部屋の住民がうるさい、というネタでありまして、
序盤は言い間違いの訂正なんかに終始しつつも、
徐々に別の展開にしてまいりました。

ツッコミが相変わらず多彩でありまして、
王道ではありつつも非常に練られたネタではあると思います。
トップバッターのせいもあってか、
序盤が盛り上がってないどころか静かでありまして、
ちょっと不安になってしまいました。


トレンディエンジェル(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
痩せるためのアドバイスをボケがするというネタでした。

相方の尻をいじくり始めたときはちょっとまずかったように思います。
個人的に鬼門である長い一発ギャグもふたつやって
大丈夫かなあと見ていて怖かった私でありますけれども、
勢いと技術でなんとかやってのけたように思います。

正直、1本目に比べて失速した感はございますけれども、
他の2組がより激しく失速していたため、
優勝は決まったようなものでありました。


ジャルジャル(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
1本目の焼き直しでありまして、基本的な部分は同じです。

狭いところを非常に深く掘り下げていくネタでありまして、
もちろんそういうタイプのネタにだって
十二分に面白さというものを示すことはできるのであります。
しかし、同じネタの中でもっと変化が欲しい人ですと、
物足りなくなってしまうのではないかという気もします。


以上で今年のM-1の感想を終わります。
ではまた。
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